再構成・編集のはなし
じゃたにさんとこんな話をした。
はなしの発端はARTZONEでの「ゴットを信じる方法」。そこで行われた作品の再構成について。ものを再構成すること、この時代のこの世界ではもうあたりまえにされているのかもしれない。場をつくること、それは映像の中では編集によって簡単にできるということ。エイジング加工。プログラミング。山城さんのHUMAN EMOTIONSの再展示。ピロウズのリバイバルライブ。
じゃたにさんに言われるまでわたしも気づかなかった。それくらいあたりまえの世界になってきているのかもしれない。
以前作ったものを同じようにもう一度つくること。そこに生じるわずかなズレ。それが何を意味するのか、意味していくのかは今はわたしにはわからない。
今のものじゃないものを蘇らせることのできる技術があること。それって、すごくない?今の世界、やばくない?
じゃあ、その世界で私たちはなにをしていこうか。なんでもつくれる世界で、わたしはなにができるのだろうか。そう思ったとき、わたしたちがやっているのはその流れと逆方向に向かうことだと思った。そうわかると、なぜか安心した。わたしは、それを選んで、ここにきている。
あまのじゃくな私の性格だから、時代の最先端からできるだけ遠ざかりたくなる。